駿河桔梗の完全個人趣味ブログです。
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創作100題
お題は『WORT』から
【旧・No-Changesから抜粋】
久し振りに書いた小説です。
これは、『88.唯一絶対の』と同じような内容で、こちらは山口くん視点(?)です。
内容的には、かなり薄い(いつもの事のような……。/汗)モノなのですが、リハビリのようなものだと思っていて下さい。(^ ^;)
(10/04/20UP)
26.側にいて
あの人は、見かけ通り頼りない。
いつも笑っていて、体力もない。
知識や頭の回転は早いんだけど、何か頼りない。
良く自分の方が隊長だと思われている時もあるし、それを否定すると、いつも驚かれる。
それを言うと、あの人は、やっぱり笑いながら、
「せやね~。山口は頼りがいがあるもんな」
----って。
俺は、頼られるのは嫌いじゃないし、やっぱり男として嬉しいとは思う。
でも、何か違う意味で嬉しいと感じる時がある。
確かに、あの人は頼りない。
だけど、本当は頼りになる人だ。
俺は、あの人に頼りっぱなしだ。
“どこが?”と言われようが、教えれない。
あの人のどこが頼りになるか?というのは、言葉で表せない。
だから、皆、知らなければいい。
それは、側にいるヤツだけが知っていればいい。
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