駿河桔梗の完全個人趣味ブログです。
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創作100題
お題は『WORT』から
【旧・No-Changesから抜粋】
・・・・・・・・・なんでしょう、この話は??
ずっと独白みたいなのが、多かったので話を書いてみたんですけど…凄く変な話になった!!
設定ないし、話は飛ぶし…すいません。
遅くなりましたが、山口くんHappy birthday♪
(05/01/17UP)
53.ごめんね
「茂くん!まだ?!」
『あと、もうちょい』
「それ何度目よ!?俺だって疲れてきたよ!!」
山口が着けているインカムから笑い声がした。
笑い事じゃないよと山口は心の中で愚痴る。
『本当にもう少しやから、頑張ってやぁ』
「・・・早くしてよ」
山口は城島の言葉を信じて、気合を入れ直した。
-----------------------------------------------------------------------------
『山口!分かったで!!まず、そこを左や!!』
「OK」
山口は左に曲がる。
「…やべッ」
「貴様!どこから入ってきた?!!」
「ちゃんと玄関からだよ」
「ンな訳があるか!!」
怒った男は山口に向かって殴りかかる。
山口はそれを左手でガードし、そのまま払う。
よろめいた男の頭を右手で思い切り壁に押し付けた。
「…ふぅ」
『山口、大丈夫か?』
「まぁ、なんとか」
『そりゃあ、良かったわ。その道を真っ直ぐ、突き当たりを左や』
「…はぁ」
山口は溜め息をし、走って行く。
城島の指示通りに進む山口の行く先々には阻む者達がいた。
山口はその度に激しい攻防戦を繰り広げた。
そして、やっと目的の場所に辿り着いた。
「やっとかよ…」
山口は肩で息をしながら、呟いた。
「茂くん、パスワードは?」
『2XXX年1月10日』
「今日じゃん」
山口は、あ然としながらも言われた通りにパスワードを入れた。
「次は?」
『レンギョウ』
「…何それ??」
『パスワードや』
いや、それは分かっているよと山口は突っ込みたかったが、止めてパスワードを入れる。
ピピッという電子音がし、ドアが軽快に開いた。
「防犯カメラは?」
『大丈夫やで』
山口はそれだけを確認して、巨大な塊に歩み寄った。
「これがメインシステムか~」
懐からフロッピーを出し、入れる。
「茂くん。このパスワードってのは?」
『あっ!山口の好きなのでえぇよ』
そう言われてもと思いつつ、山口は打っていく。
「これで良し・・・茂くん」
『何や?』
「俺がいる所から西側に来て」
『はっ?』
「回収、よろしく」
『ちょっ…山口?!』
山口は窓から身を投げた。
「山口!!」
山口が落ちた所には、ダンボールやゴミ袋の山があった。
「早いね~、茂くん」
山口は助手席に乗り、この場を後にした。
-----------------------------------------------------------------------------
「お疲れさん。山口…ごめんな」
「何が?」
「今日、誕生日なのに、こんな事させて…」
「茂くんが謝る事じゃないよ。仕方がないじゃん、仕事なんだから」
「せやけど…」
「いいんだよ。それより、もうちょいスムーズに出来なかったの?」
「・・・?」
「だから、今回の仕事!場所が特定してから進入するとか、ハッキングするとかさぁ」
「最初はハッキングしようと思ったんよ」
「だったら…」
「それをやったら怒るやん、自分」
「…ッ!!」
「山口・・・お誕生日おめでとう」
「…ありがとう」
「茂くん!まだ?!」
『あと、もうちょい』
「それ何度目よ!?俺だって疲れてきたよ!!」
山口が着けているインカムから笑い声がした。
笑い事じゃないよと山口は心の中で愚痴る。
『本当にもう少しやから、頑張ってやぁ』
「・・・早くしてよ」
山口は城島の言葉を信じて、気合を入れ直した。
-----------------------------------------------------------------------------
『山口!分かったで!!まず、そこを左や!!』
「OK」
山口は左に曲がる。
「…やべッ」
「貴様!どこから入ってきた?!!」
「ちゃんと玄関からだよ」
「ンな訳があるか!!」
怒った男は山口に向かって殴りかかる。
山口はそれを左手でガードし、そのまま払う。
よろめいた男の頭を右手で思い切り壁に押し付けた。
「…ふぅ」
『山口、大丈夫か?』
「まぁ、なんとか」
『そりゃあ、良かったわ。その道を真っ直ぐ、突き当たりを左や』
「…はぁ」
山口は溜め息をし、走って行く。
城島の指示通りに進む山口の行く先々には阻む者達がいた。
山口はその度に激しい攻防戦を繰り広げた。
そして、やっと目的の場所に辿り着いた。
「やっとかよ…」
山口は肩で息をしながら、呟いた。
「茂くん、パスワードは?」
『2XXX年1月10日』
「今日じゃん」
山口は、あ然としながらも言われた通りにパスワードを入れた。
「次は?」
『レンギョウ』
「…何それ??」
『パスワードや』
いや、それは分かっているよと山口は突っ込みたかったが、止めてパスワードを入れる。
ピピッという電子音がし、ドアが軽快に開いた。
「防犯カメラは?」
『大丈夫やで』
山口はそれだけを確認して、巨大な塊に歩み寄った。
「これがメインシステムか~」
懐からフロッピーを出し、入れる。
「茂くん。このパスワードってのは?」
『あっ!山口の好きなのでえぇよ』
そう言われてもと思いつつ、山口は打っていく。
「これで良し・・・茂くん」
『何や?』
「俺がいる所から西側に来て」
『はっ?』
「回収、よろしく」
『ちょっ…山口?!』
山口は窓から身を投げた。
「山口!!」
山口が落ちた所には、ダンボールやゴミ袋の山があった。
「早いね~、茂くん」
山口は助手席に乗り、この場を後にした。
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「お疲れさん。山口…ごめんな」
「何が?」
「今日、誕生日なのに、こんな事させて…」
「茂くんが謝る事じゃないよ。仕方がないじゃん、仕事なんだから」
「せやけど…」
「いいんだよ。それより、もうちょいスムーズに出来なかったの?」
「・・・?」
「だから、今回の仕事!場所が特定してから進入するとか、ハッキングするとかさぁ」
「最初はハッキングしようと思ったんよ」
「だったら…」
「それをやったら怒るやん、自分」
「…ッ!!」
「山口・・・お誕生日おめでとう」
「…ありがとう」
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