[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
創作100題
お題は『WORT』から
【旧・No-Changesから抜粋】
山口くん視点です。・・・と言うか、やっぱ独白ですネ!!
私はもうちょっと明るい話は思い付かないのだろうか?
少し話らしくなったかなぁ・・・。(どこらへんでそう思えるのだ、自分!?)
かなり遅くなりましたが、茂くんHappy birthday♪
(04/12/18UP)
7.静寂の空間
俺はいつものように廊下を歩いて行く。
そして、ある部屋の前で止まり、ノックを2回する。
いつものように返事はない。
当たり前のようにドアを開け、中に入る。
それで、いつも最初に目に入るのは、椅子にもたれかかるように座り、日向ぼっこをしているかのように寝ている貴方の姿だ。
でも、今日はその姿は見えない。
俺は軽く息を吐く。
俺は貴方の椅子に座り、ふと貴方と初めて会った時を思い出した。
初めて貴方と会ったのは、俺がココに来てすぐの頃だった。
貴方は俺と1つしか年が変わらないのに、“隊長”という地位にいた。(・・・って言ってもメンバーが貴方しかいなかったんだけどね!)
俺と目があった時、貴方はにっこりと笑い、「こんにちわ」と言ってくれた。
俺はその瞬間、貴方の傍にいようと決めた。
それから、何年もたって今でも俺は貴方の傍にいる。
メンバーは未だに2人しかいなくて、貴方は頭は良いけど、全然体力がなくて、いろいろと大変だけど、貴方が俺の傍にいてくれるだけで、俺は凄く嬉しい。
でも、貴方は年1回だけいなくなるね。
貴方は一体、どこにいるんだよ。
毎日のように届いている手紙も読まずに。
きっと、そこには貴方が拒んでいる言葉が書いてあるから。
何故、貴方が拒んでいるのかは知らない。
でも俺達は言いたいんだよ。
茂くん、お誕生日おめでとう
産まれてきてくれてありがとう
貴方に会えて嬉しいよ。