駿河桔梗の完全個人趣味ブログです。
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創作100題
お題は『WORT』から
【旧・No-Changesから抜粋】
太一くんです♪
屋上から見る景色かどうかは分からないですが、こうちょっと暖かい感じでほっとするような話になっていれば良いなぁって思います。(まぁ、多分、無理なのですが・・・。/大汗)
太一くんHappy birthday♪
(07/10/09UP)
お題は『WORT』から
【旧・No-Changesから抜粋】
太一くんです♪
屋上から見る景色かどうかは分からないですが、こうちょっと暖かい感じでほっとするような話になっていれば良いなぁって思います。(まぁ、多分、無理なのですが・・・。/大汗)
太一くんHappy birthday♪
(07/10/09UP)
55.屋上から見る景色
何となく屋上に上がってみた。
そこには何もなかった。
でも、暗い所を歩いていた俺にとっては、一瞬、別世界のようにも見えた。
俺はフェンスに寄り掛かるようにして座った。
特に見るモンなんてないけど、自分が入ってきたドアの方をぼーっと見ていた。
そういえば、あの人も良く屋上にいたなぁ。
屋上で良く煙草を吸っていたあの人。
その空間だけが違うように見えて、近付く事も声をかける事も出来なかった俺。
あの人は何を考えて、あそこに立っていたんだろう。
あの人にはどんな風に見えていたのだろうか。
まぁ、そんな事を考えていても、あの人の考える事なんて分からないんだけどね。
「・・・風が気持ちいいな」
俺は目を瞑り、顔を上げる。
甘く独特な匂いがする金木犀がほのかに冷たい風と一緒に俺の周りを通っていく。
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