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創作100題
お題は『WORT』から
【旧・No-Changesから抜粋】
久し振りに書いたんですが、凄く話が変になってしまいました。
最初に思いついたのは、『山口くんが茂くんの部屋でいつの間にか寝ていて起きたら茂くんがいた。』と『山口くんの実力だったら~』という所しかなくて、どうやって書こうか悩んでしまいました。(汗×2)
(06/05/26UP)
54.夕焼けの空
いつの間にか寝てしまった俺。
「・・・茂くん」
「おっ!起きたか、山口。おはよう」
目を覚まし、最初に見たのは、紅く染まるいつもの笑顔だった。
「おはよう。ごめん。茂くんの場所とっちゃった」
「うん?ええよ」
「それ、長瀬の手紙?」
背伸びをしながら聞くと、クスッと笑う。
「そやで。相変わらず、元気そうや」
「あいつらが元気じゃない時なんてなかったじゃん!!」
茂くんは「そうやな~」って、笑っていた。
その顔は本当に嬉しそうだった。
「そういえば、茂くん。どこに行ってたの?」
「うん?松岡がココに入隊が決定したらしいんよ」
「やっぱり入るんだ!」
「そうなんよ。松岡の夢が叶うんやね」
そう言う茂くんの顔は変かもしれないけど、親みたいだった。
「でも、松岡も珍しいよな!ココに入隊希望って!松岡の実力なら、もっと違う所にも入れるのに」
「それは山口もやで」
「俺?」
「そうやで。山口の実力だったら、ホンマに違う所にも入れるんに、ココで良かったん?」
「いいんだよ!俺は、ココが合っているから」
「さよか・・・」
「さよですよ♪ンじゃ、茂くん。行きますか!」
「えっ!!どこに?」
さっさと行く俺を追いかけて隣を歩く茂くん。
「どこに?って、新入隊員さんの所だよ」
そう言って俺は茂くんを見ると、驚いた感じで目を見開いていた。でも、すぐ笑顔になった。
そして、俺達は歩いて行く。